事業案内
廃食用油は、水に流せば環境負担が大きいと言う事から、先般 の水質汚濁防止法の改正において、廃食用油を適正に処理する事が排出者の義務として折り込まれる事となりました。
廃食用油が処理される行程について御教養程度、御紹介させて頂きます。
~ Work Process ~
1. 発生元[廃食用油の排出]
斗缶又はドラム缶による回収
レストラン、飲食店等、各種事業者より排出される廃食用油に関しては一斗缶又はドラム缶よる回収を行っています。
タンクローリーによる回収
学校給食、食品工場等より排出される大量 の廃食用油に関しては一括してタンクローリーによる回収を行います。
2. 収集・運搬[廃食用油の回収]
弊社の運搬
タンクローリーなどにより排出先の工場や店舗からの回収を行い弊社処理工場へと確実に運搬致します。
弊社事業エリア
弊社は全国油脂事業協同組合連合会、及び西日本油脂事業協同組合のメンバーであり北部九州のみならず全国エリア規模の廃食用油回収事業のサポートも行います。
3. 受入[受入工程]
斗缶を溶解する
斗缶溶解炉(左図)において蒸気により斗缶 を加熱し、固形化した油脂を溶解します。
ドラムを溶解する
ドラム溶解炉(左図)にてドラムより油脂を排出し、蒸気による溶解を行います。
タンクへの注入
溶解された廃食用油を性状別 に選別し、油水分離タンク(左図)に受け入れます。
4. 精製[不純物除去]
性状別に選別
油水分離タンク(左図)によってタンク全体に熱を加え、水、及び油脂の沸点差を利用して、水分、雑物の除去を行います。その後、分離された不純物の抽出までをこのタンクにて行います。
再生油脂の攪拌
一定の温度に熱を加えた油脂を攪拌させ、品質の一定化、及び安定化を行います。
5. 脱色処理[精製・ろ過]
脱色行程
脱色タンク(左図)において油脂に白土を加え、油脂の濁りを脱色し、油脂の透明感を最盛させます。その後、フィルタープレス(左下図)により白土を取り除き、脱色されます。
製品の貯蔵
全ての行程を経た再生油脂は、製品タンクにおいて貯蔵され、その後、各種工場施設に供給されます。